ほっとぐっすりな、ふとんのはなし ふとんのあれこれQ&A

Q. 敷きパッドはマットレスの上に敷くもの?

2025.5.21

敷きパッドって、マットレスの上に敷くものなの?

そうそう、敷きパッドは、マットレスや敷布団に敷いたシーツの上に重ねて、直接肌に触れるように敷いて、寝心地を快適にするためのものだよ。

敷きパッドは快眠を支える“名脇役”

敷きパッドは、マットレスや敷布団の上に敷いて使用する薄手のパッドです。見た目はシンプルですが、睡眠の快適さを大きく左右する存在。特に寝汗対策や肌触りの改善、季節ごとの温度調整など、目には見えにくいけれど重要な役割を果たしています。

敷きパッドの主な役割

1. 寝汗を吸収して快適に

人は一晩でコップ1杯分の汗をかくといわれています。その汗をマットレスや布団が吸ってしまうと、カビや臭いの原因に。敷きパッドはこれを吸収し、快適な湿度を保つ役割があります。

2. 肌触りを整えて寝心地アップ

直接肌に触れる部分だからこそ、素材によって寝心地が大きく変わります。さらさらとした麻素材、ふわふわのフランネル素材など、季節や好みに合わせて選ぶことで、より質の高い睡眠が得られます。

3. 季節ごとの温度調節に貢献

夏は通気性と吸湿性、冬は保温性が重視されます。敷きパッドを交換するだけで、布団全体の温度感が変わるため、エアコンに頼りすぎず快適に過ごせるようになります。

寝具タイプ別の正しい敷き方

ベッド(マットレス)の場合

  • ●マットレスの上にシーツを敷く
  • ●その上に敷きパッドを重ねる

この順番が基本です。パッドがズレにくいように、四隅にゴムがついたタイプや防滑素材の裏地付きが便利です。マットレスは洗うのが難しいため、パッドでしっかりカバーするのが理想です。

敷布団(和式布団)の場合

  • ●敷布団にシーツをかける
  • ●その上に敷きパッドを敷く

和式布団の場合も同じように、パッドは「シーツの上」に使います。ふんわりとした感触が加わり、和布団の寝心地がさらにやさしくなります。

敷きパッドのメリットとデメリット

メリット

清潔を保てる
敷きパッドは簡単に取り外せて洗濯できるため、マットレスや布団自体を清潔に保つ助けになります。

素材を変えるだけで寝心地が変わる
同じ布団でも、夏はリネン、冬はボア素材などを選べば、寝具を総取り替えしなくても季節に合った快眠が実現できます。

手軽にメンテナンスできる
軽くてコンパクトなため、こまめに洗濯しても負担になりにくく、衛生的です。

デメリット

寝心地そのものを劇的に変えるわけではない
パッドは薄いため、マットレスの硬さや寝心地を根本から改善する効果は限定的です。

ズレやすいことがある
ゴムがゆるかったり、敷布団に滑りやすい素材だったりすると、寝返りのたびにずれてしまうこともあります。

敷きパッドを選ぶときのポイント

素材で選ぶ

  • 夏向き:麻(リネン)、接触冷感素材、タオル地など
  • 冬向き:ボア、フランネル、ウール、中綿入りタイプなど

肌触りだけでなく、吸湿性・通気性・保温性など機能性もチェックしましょう。

サイズで選ぶ

寝具に合ったサイズを選ぶことで、ズレを防ぎフィット感もアップ。シングル、セミダブル、ダブルなどサイズ表記は必ず確認を。

洗濯のしやすさ

洗濯機対応か、乾燥機が使えるかなど、お手入れ方法もチェックしておくと便利です。忙しい人には乾きやすい速乾素材がおすすめ。

敷きパッドを正しく使用して快適な睡眠を!

敷きパッドは、ただの「敷物」ではありません。汗や湿気から寝具を守り、肌触りや体温の調節を通じて、毎日の睡眠の質を底上げしてくれる優秀なアイテムです。素材や使い方を工夫すれば、手軽に快眠環境を整えることができます。まだ取り入れていない方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

敷きパッドって、マットレスや敷ふとんの上のシーツの上に敷くんだね。

寝心地を良くして、マットレスを清潔に保つためにも上手に活用しよう。