Q.古くなった布団、どうやって捨てるのが正しいんだろう?
布団を捨てる方法は地域によって異なることがあるけど、基本的な捨て方を知っておくと便利だよ。
意外と処分に困るのが「布団」です。大きくてかさばる上に、普通のゴミとしては捨てられないことも多く、自治体のルールや状態によって処分方法が変わってきます。
ここでは、布団の正しい処分方法を5つに分けてご紹介します。それぞれの方法のメリットや注意点も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
■ 粗大ゴミとして出す(自治体ルールに従う)
布団はほとんどの自治体で「粗大ゴミ」に分類されます。
可燃ゴミや不燃ゴミとしては出せないため、事前の申し込みと粗大ゴミ処理券の購入が必要です。
また、自治体によっては、布団をひもでしっかり縛ってコンパクトにするよう求められる場合もあります。
■ 袋に入れて一般ゴミとして処分できる地域も
一部の自治体では、布団を小さく裁断してゴミ袋に入れれば、可燃ゴミとして出せる場合があります。
この場合は、ハサミやカッターで解体・分割する必要があるため、労力はかかりますが、費用を抑えられるという利点があります。
まだ使える布団であれば、リサイクルショップに持ち込んで、買い取ってもらうという方法もあります。
こうした条件を満たしていれば、状態次第で値がつくことも。ただし、使用感が強い布団やニオイがある場合は買取不可になるケースが多いので、事前に問い合わせると安心です。
「自分で運べない」「すぐに処分したい」という場合に便利なのが、布団の回収を専門に行っている業者を利用する方法です。
料金は数千円程度からが相場ですが、大型家具や家電と一緒に引き取ってもらえるプランを選ぶとお得になる場合もあります。
即日対応してくれる業者も多く、忙しい方にもおすすめです。
一部の自治体では、年に数回、「布団や寝具をまとめて回収する日」を設けています。
通常の粗大ゴミよりも低コスト、または無料で処分できるチャンスなので、自治体の広報誌やWebサイトで確認しておきましょう。
例)
・ごみゼロの日(5月30日など)に合わせた無料回収
・秋の整理月間に寝具・家具を集中回収するイベント など
まだ使える布団を「捨てるのはもったいない」と感じる方は、寄付やリユースを検討してみてください。
■ 福祉施設やボランティア団体への寄付
災害支援団体やホームレス支援団体などでは、布団や毛布を必要としていることがあります。
ただし、清潔な状態であること、事前の連絡が必要なことがほとんどです。
■ 海外支援リユース団体に送る
国内では使えない布団でも、発展途上国向けの支援物資として受け付けている団体もあります。送料や寄付の可否など、送付前に確認が必要です。
「捨てる」だけでなく、「譲る」「再利用する」という視点も取り入れながら、手間やコスト、タイミングなどを考慮して、自分にとって一番納得できる方法を選んでみてください。
不要になった布団を気持ちよく手放すことで、お部屋も心もすっきり整い、新たな生活への一歩を気持ちよく踏み出せますよ。
布団を捨てる方法は地域や状態によっていろいろあるんだね。
捨てる前にどの方法が最適かを確認して、適切に処分しよう。