ほっとぐっすりな、ふとんのはなし ふとんのあれこれQ&A

毎日布団をたたむ必要ってあるの?

2025.11.12

Q.毎日布団をたたまないとダメなの?

絶対じゃないけど、たたむことで湿気やカビを防げるんだよ。敷きっぱなしだと湿気がたまりやすくて、ダニやカビの原因になっちゃうんだ。

布団を毎日たたむ理由とは?湿気対策と清潔さのカギ

「布団って毎日たたんだほうがいいの?」
そう疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。特にワンルームや一人暮らしの方など、つい敷きっぱなしにしてしまいがちですよね。

しかし、布団を毎日たたむことは、快適な睡眠と健康を守るためにとても大切な習慣です。ここでは、その理由やたたむべき人、そうでない人の違い、そして無理なく続けるための工夫をわかりやすく解説します。

毎日たたむべき理由:湿気とダニ・カビ対策

寝ている間にたまる「湿気」

人は寝ている間にコップ1杯(約200ml)程度の汗をかくと言われています。その汗はシーツを通して、敷布団やマットレスに吸収されます。
敷きっぱなしにしておくと、布団の下に湿気がこもりやすく、カビやダニの温床になってしまうのです。これがアレルギーや肌トラブル、嫌なニオイの原因になることもあります。

空気に触れさせることで湿気を逃がす

布団を毎日たたんで片づけることで、空気に触れる面積が増え、湿気を逃がしやすくなります。同時に部屋の床面も露出し、掃除や換気もしやすくなるため、部屋全体が清潔に保ちやすくなります。

当てはまる方は、今すぐ布団をたたみましょう!

1. 布団を敷きっぱなしにしがちな人

何日も同じ場所に布団を敷きっぱなしにしていると、布団の裏側が湿気でびっしょりになることも。特にフローリングは湿気が逃げにくく、カビが発生しやすいので要注意です。

2. 狭い部屋・ワンルームに住んでいる人

部屋のスペースを有効活用するためにも、毎日布団をたたむ習慣をつけると便利です。生活空間と寝る空間をしっかり分けることで、気分の切り替えもしやすくなります。

3. 湿気がたまりやすい環境の人

風通しが悪い部屋、北向きの部屋、梅雨の時期などは、特に湿気がこもりやすくなります。そういった環境では、布団の片づけがカビ・ダニ対策として欠かせません

4. アレルギーやカビが気になる人

布団のダニやカビが原因でアレルギーが出る方は、日々のケアが健康維持につながります。布団を毎日たたむことで、症状の軽減にもつながる可能性があります。

毎日たたまなくてもOKな人とは?

布団をたたむことが理想とはいえ、ライフスタイルによっては「たたまなくても良い場合」もあります。

1. ベッドで寝ている人

ベッドは布団が床に直接触れないため、通気性が確保されており、毎日の布団たたみは不要です。ただし、シーツやマットレスの湿気対策は忘れずに行いましょう。

2. 布団乾燥機をこまめに使っている人

布団乾燥機を週に数回使用していれば、布団の湿気はかなり軽減できます。その場合は、毎日たたまなくても問題ありません。

3. 換気・除湿がしっかりできている環境

風通しがよく、部屋の空気が循環しやすい間取りであれば、湿気がこもりにくくなります。空気清浄機や除湿機を併用している場合も同様です。

無理なくできる布団ケアの工夫

毎日たたむのが大変な方でも、週に数回の布団干しや、布団乾燥機の活用で十分な湿気対策が可能です。以下のような方法を組み合わせてみましょう

  • 晴れた日に布団を天日干し
  • 週1回の布団乾燥機でリフレッシュ
  • 布団の下に除湿シートを敷く
  • 毎朝軽くたたんで、立てかけて風を通すだけでもOK
  • 時にはお部屋の空気の入れ替えも

大切なのは「毎日完璧にやること」ではなく、続けられる習慣を見つけることです。

自分に合った布団ケアで快適に眠ろう!

布団を毎日たたむことは、湿気対策や清潔さの維持、そして快適な生活空間づくりにとってとても大切なことです。
とはいえ、必ずしも全員が毎日たたむ必要はありません。自分の住環境や生活スタイルに合わせて、無理なくできる布団ケアを取り入れ、快適な睡眠環境をキープしましょう

少しの手間で、睡眠の質が変わります。今日からできることから始めて、清潔で気持ちの良い眠りを手に入れましょう。

毎日たたむのって面倒だけど…

大丈夫、完璧じゃなくてもいいんだ。湿気をためない工夫が大切。たためる日はたたんで、たためない日は乾燥機や換気でカバーすればOKだよ!