Q.布団のカビは自宅で取れるの?
軽度のカビなら自宅で対処できる場合もあるけれど、広範囲に広がっている場合は買い替えやクリーニングを検討したほうがいいよ。
布団や寝具に発生しやすい「カビ」は、見た目の不快感だけでなく、アレルギーや呼吸器系のトラブルの原因にもなりかねません。日々の生活の中で「取れるカビ」と「取れないカビ」を見極め、適切に対処することが大切です。
黒カビや白カビが表面に少し付着している程度であれば、家庭にあるアイテムで十分に除去が可能です。
・消毒用エタノールで拭き取る
スプレーして自然乾燥させるだけで、カビの繁殖を防げます。
・重曹+水でのお手入れ
水100mlに重曹小さじ1を溶かした「重曹水」をスプレーし、やさしく拭き取ると、カビが落ちやすくなります。
・シーツやカバーの洗濯
寝具カバーやシーツに発生した軽度のカビは、洗濯機でしっかり洗えば、多くの場合は除去できます。
・天日干し
太陽光には殺菌効果があり、湿気を飛ばすことでカビの再発も予防できます。
表面だけでなく、布団の中綿や内部構造までカビが入り込んでいる場合、自宅での除去は困難です。
・長期間放置されたカビ
黒ずみが広がり、シミのように定着している場合、家庭での対応は難しくなります。
・広範囲に広がったカビ
拭き取りや洗濯で対処できない場合は、専門の布団クリーニングに相談しましょう。場合によっては、買い替えを検討する必要もあります。
市販のエタノールスプレーを使い、直接カビに噴霧。完全に乾燥させてから掃除することで、再発も防げます。
環境にもやさしい重曹を使えば、敏感肌の方にも安心です。
天気の良い日には、布団やマットレスをしっかりと天日干ししましょう。紫外線の力で菌の繁殖を抑えられます。
高温洗浄・高温乾燥が可能なコインランドリーは、カビの殺菌に非常に有効です。
布団専用のクリーニング業者では、専用機器で内部までしっかり洗浄・乾燥してくれるため、頑固なカビも落とすことが可能です。
敷きっぱなしはNG。毎朝、布団を上げて空気を通しましょう。押し入れでの保管時には、スノコを活用すると通気性が良くなります。
これらを上手に使い、湿度をコントロールすることでカビの繁殖を防げます。
週1〜2回の天日干しが理想です。布団の裏表をしっかり乾かし、湿気を残さないようにしましょう。
人の汗や皮脂がカビの栄養源となります。シーツや枕カバーは1週間に1度は洗濯するのが望ましいです。
カビ対策は「予防」と「早期発見」がカギ。軽度なうちに対処すれば、日常のアイテムでも十分除去できますが、放置すると自力ではどうにもできなくなることも。正しい知識で、清潔で快適な睡眠環境を守りましょう。
軽いカビなら自宅で取れるけど、広がってしまったらクリーニングか買い替える事が必要なんだね。
湿気はふとんの天敵なんだね、カビが生えにくい環境を作ることが大切だね。