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Q. 布団のカビは自宅で取れるの?

2025.6.25

Q.布団のカビは自宅で取れるの?

軽度のカビなら自宅で対処できる場合もあるけれど、広範囲に広がっている場合は買い替えやクリーニングを検討したほうがいいよ。

布団や寝具に発生しやすい「カビ」は、見た目の不快感だけでなく、アレルギーや呼吸器系のトラブルの原因にもなりかねません。日々の生活の中で「取れるカビ」と「取れないカビ」を見極め、適切に対処することが大切です。

取れるカビとは?

表面にうっすらと付着しているカビ

黒カビや白カビが表面に少し付着している程度であれば、家庭にあるアイテムで十分に除去が可能です。

消毒用エタノールで拭き取る
 スプレーして自然乾燥させるだけで、カビの繁殖を防げます。

重曹+水でのお手入れ
 水100mlに重曹小さじ1を溶かした「重曹水」をスプレーし、やさしく拭き取ると、カビが落ちやすくなります。

シーツやカバーの洗濯
 寝具カバーやシーツに発生した軽度のカビは、洗濯機でしっかり洗えば、多くの場合は除去できます。

天日干し
 太陽光には殺菌効果があり、湿気を飛ばすことでカビの再発も予防できます。

取れないカビとは?

内部まで浸透した頑固なカビ

表面だけでなく、布団の中綿や内部構造までカビが入り込んでいる場合、自宅での除去は困難です。

長期間放置されたカビ
 黒ずみが広がり、シミのように定着している場合、家庭での対応は難しくなります。

広範囲に広がったカビ
 拭き取りや洗濯で対処できない場合は、専門の布団クリーニングに相談しましょう。場合によっては、買い替えを検討する必要もあります。

カビを取る方法【軽度の場合】

1. 消毒用エタノールを使う

市販のエタノールスプレーを使い、直接カビに噴霧。完全に乾燥させてから掃除することで、再発も防げます。

2. 重曹水で拭き掃除

環境にもやさしい重曹を使えば、敏感肌の方にも安心です。

3. 日光で乾燥・殺菌

天気の良い日には、布団やマットレスをしっかりと天日干ししましょう。紫外線の力で菌の繁殖を抑えられます。

カビを取る方法【広範囲・重度の場合】

1. コインランドリーの活用

高温洗浄・高温乾燥が可能なコインランドリーは、カビの殺菌に非常に有効です。

2. プロのクリーニングを利用

布団専用のクリーニング業者では、専用機器で内部までしっかり洗浄・乾燥してくれるため、頑固なカビも落とすことが可能です。

カビを防ぐための生活習慣

布団は毎日上げて換気を

敷きっぱなしはNG。毎朝、布団を上げて空気を通しましょう。押し入れでの保管時には、スノコを活用すると通気性が良くなります。

除湿アイテムの活用

  • 除湿シート
  • 除湿機
  • ふとん乾燥機

これらを上手に使い、湿度をコントロールすることでカビの繁殖を防げます。

定期的な布団干し

週1〜2回の天日干しが理想です。布団の裏表をしっかり乾かし、湿気を残さないようにしましょう。

カバー類はこまめに洗濯

人の汗や皮脂がカビの栄養源となります。シーツや枕カバーは1週間に1度は洗濯するのが望ましいです。

予防と早期発見でカビ対策をしよう!

カビ対策は「予防」と「早期発見」がカギ。軽度なうちに対処すれば、日常のアイテムでも十分除去できますが、放置すると自力ではどうにもできなくなることも。正しい知識で、清潔で快適な睡眠環境を守りましょう。

軽いカビなら自宅で取れるけど、広がってしまったらクリーニングか買い替える事が必要なんだね。

湿気はふとんの天敵なんだね、カビが生えにくい環境を作ることが大切だね。