ほっとぐっすりな、ふとんのはなし ふとんのあれこれQ&A

圧縮袋で布団を収納するときの注意点は?

2025.10.29

Q.布団を圧縮袋に入れて収納したいけど、気をつけることはある?

便利だけど、正しい使い方をしないと布団が傷んだりカビが生えやすくなるから注意が必要だよ。

布団を快適に長持ちさせる収納とお手入れのポイント

正しい収納で「布団の寿命」と「眠りの質」が変わる

布団は毎日の睡眠を支える大切なアイテム。だからこそ、使わない間の収納方法やお手入れをきちんと行うことで、清潔さと快適さを長く保つことができます。特に圧縮袋を使った収納では、湿気や形崩れへの配慮が重要です。ここでは、布団を快適に保つための収納ポイントや選び方、お手入れ方法について詳しくご紹介します。

長持ちと清潔を両立させるコツ

完全に乾かしてから収納する

布団を収納する際、最も大切なのは「湿気を残さないこと」です。湿気が残ったままだと、カビや臭いの原因になってしまいます。収納前には天日干しや布団乾燥機を使って、しっかりと乾燥させましょう。

豆知識:
布団1枚が一晩で吸う汗の量は、なんとコップ約1杯分とも言われています。見た目が乾いていても油断は禁物。天日干しや布団乾燥機を使って、芯からしっかり乾燥させましょう。

長期間の圧縮は控えて

圧縮状態を長く続けると、中綿が潰れてふんわり感が失われてしまいます。季節ごとに布団を取り出して空気を入れ替え、形を整えることが、布団を長く快適に使うためのコツです。

また、圧縮状態で上に重いものを乗せてしまうと、布団が潰れて形が崩れやすくなります。収納する際はできるだけ平らな場所に置き、上には何も置かないようにしましょう。

通気性のある収納袋も併用する

圧縮袋だけに頼らず、通気性の良い布団袋と併用するのもおすすめです。風通しの良い場所に保管することで、カビやダニの予防にもつながります。

押し入れやクローゼットなど湿気がこもりやすい場所では、除湿剤の設置や定期的な換気が重要です。特に梅雨時期や冬場など湿度が上がりやすい季節は、こまめな湿度管理を心がけましょう。

圧縮袋を選ぶ際のポイント

サイズと厚みを確認

布団のサイズに合った圧縮袋を選ぶことで、収納時のトラブルを防げます。特に、厚手で破れにくい素材を選ぶと安心です。

使いやすさを重視

チャック式で密閉しやすいタイプや、掃除機やポンプで簡単に圧縮できるものを選ぶと、手間をかけずに収納が可能になります。

防臭・防カビ機能付きもおすすめ

長期間の収納には、抗菌・防臭・防カビ加工された圧縮袋が便利です。布団を清潔に保ちながら、収納中のトラブルを予防できます。

圧縮収納前のお手入れも忘れずに

掃除機でホコリやダニを除去

収納前に布団の表面を掃除機できれいにすることで、ホコリやダニの発生を防ぎます。

布団乾燥機でしっかり乾燥

温風で湿気を飛ばしながらダニ対策もできる布団乾燥機は、収納前のお手入れに最適です。

カバー類も洗っておくと清潔

敷きパッドやカバー類も洗濯してから収納することで、次に使用する際も気持ちよく使えます。

快適な収納のために「収納性」と「快適さ」のバランスを

敷布団には三つ折りできるタイプや高反発マットレス、掛け布団には軽量なポリエステルや羽毛がおすすめ。シーツやカバー類は洗いやすさを重視して選ぶとお手入れも簡単です。きちんと乾燥と掃除をしてから収納する習慣をつけることで、布団の寿命を延ばし、常に快適な寝心地をキープできます。

圧縮袋は便利だけど、正しい使い方が大事なんだね!

そうなんだ。湿気対策や定期的な空気の入れ替えを忘れずに、上手に使おう。