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布団のカビのにおいが気になる!一人暮らしでもできる対策は?

2026.1.20

Q.最近、布団から変なにおいがするんだけど…これってカビ?

そうかもね。湿気がこもるとカビが生えやすくなるんだ。一人暮らしでも簡単にできる対策があるよ!

布団にカビが生える原因とは?

布団にカビが生える主な原因は、湿気が逃げにくい環境にあります。人は寝ている間にコップ一杯分ほどの汗をかくといわれ、その湿気が布団に吸収されます。
敷きっぱなしの状態が続くと、湿気がこもって乾きにくくなり、カビが発生しやすくなります。特に一人暮らしでは、毎日片付ける習慣がなく床に直接敷いたままにしがちです。床との接地面は空気が通らず湿気がたまりやすいため、知らないうちにカビが繁殖し、においや劣化の原因になることもあります。

一人暮らしでもできる布団のカビ・におい対策

一人暮らしでは、仕事や家事に追われて布団の手入れまで気が回らないことも多いものです。しかし、布団は毎晩大量の汗や湿気を吸い込み、放置するとカビやにおいが発生しやすい寝具でもあります。実は、カビ対策の基本は「湿気をためないこと」。特別な道具がなくても、日常の行動を少し変えるだけで清潔な状態を保つことができます。

① 毎日布団をたたむ・立てかける

効果的な理由

  • 床と接していた面が空気に触れる
  • 湿気が自然に逃げやすくなる
  • カビが繁殖しにくい環境になる

布団を敷きっぱなしにすると、床との接地面に湿気がこもり、乾く時間がなくなってしまいます。床に触れていた部分は空気が通りにくいため、湿気が抜けず、カビが繁殖しやすい環境になりがちです。布団をたたんだり立てかけたりして床から離すことで、接地していた面が空気に触れ、湿気が自然に逃げやすくなります。その結果、布団全体が乾きやすくなり、カビの発生も防ぎやすくなります。

毎朝きちんとたたむのが難しい場合でも、壁に立てかけるだけで十分効果があります。大切なのは、毎日少しでも「湿気を切る時間を作る」意識を持つことです。

② 布団乾燥機・除湿機を活用する

家電を使うメリット

  • 短時間で布団内部までしっかり乾燥
  • 梅雨や冬でも安定した効果
  • ダニやにおい対策にもつながる

天候や住環境によっては、自然乾燥だけでは布団の湿気を十分に逃がせないこともあります。そんなときに役立つのが、布団乾燥機や除湿機といった家電です。これらを使えば、短時間で布団の内部までしっかり乾燥させることができ、梅雨や冬など湿気が抜けにくい時期でも安定した効果が期待できます。また、乾燥によってダニの繁殖を抑えたり、こもったにおいの軽減につながったりするのも大きなメリットです。

毎日使う必要はなく、週末や雨の日などに取り入れるだけでも、布団の状態は大きく変わってきます。

③ 換気と空気の流れをつくる

意識したいポイント

  • 朝や帰宅後に窓を数分開ける
  • サーキュレーターで空気を循環
  • 湿気がたまりやすい床周りを重点的に

部屋の空気が動かない状態が続くと、湿気は布団だけでなく部屋全体にこもりやすくなります。朝起きたあとや帰宅後に、数分だけでも窓を開けて空気を入れ替えることで、室内の湿度を下げやすくなります。また、サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させると、湿気が一か所にたまるのを防ぐことができます。

特に床周りは湿気がたまりやすいため、意識して風を当てるのが効果的です。空気がしっかり流れる環境をつくることで、布団の周辺も乾きやすくなり、カビ対策につながります。

④ すのこ・除湿シートで湿気を逃がす

取り入れるメリット

  • 布団下に空気の通り道ができる
  • 湿気が分散され、乾きやすくなる
  • カビの発生を予防できる

床に直接布団を敷いていると、布団と床の間に空気の通り道がなく、湿気が逃げにくくなります。そこで役立つのが、すのこや除湿シートです。布団の下に敷くだけで空気が通りやすくなり、湿気が一か所にたまらず分散されるため、乾きやすい環境をつくることができます。その結果、カビが発生しにくくなり、布団を清潔に保ちやすくなります。

特別なお手入れをする必要がなく、敷くだけで効果が期待できるので、忙しくて手間をかけられない人ほど取り入れやすい対策です。

⑤ 布団カバーをこまめに洗濯する

清潔に保つコツ

  • シーツ・カバーは週1回を目安に洗濯
  • 枕カバーはできれば数日に1回
  • 乾燥はしっかり行う

布団のにおいの多くは、本体ではなくシーツやカバーに付着した汗や皮脂が原因となっています。そのため、布団そのものを頻繁に洗えなくても、カバー類を清潔に保つだけでにおい対策として十分な効果が期待できます。シーツや掛け布団カバーは週に1回を目安に洗濯し、枕カバーはできれば数日に1回取り替えると、雑菌やにおいの発生を抑えやすくなります。洗濯後はしっかり乾燥させることも重要で、生乾きの状態は逆ににおいの原因になってしまいます。

洗える部分をこまめに手入れすることが、布団を快適に使い続けるための基本です。

特に注意したい布団のカビが発生しやすい環境

布団のカビやにおいは、使い方だけでなく部屋の環境によっても大きく左右されます。「ちゃんと気をつけているつもりなのに、なぜかカビが出る」という場合、住環境が原因になっていることも少なくありません。ここでは、特に注意したい代表的な環境と、その理由を分かりやすく解説します。

ワンルームや狭い部屋

ワンルームやコンパクトな部屋は、生活スペースと寝室が同じになるため、湿気がこもりやすい傾向があります。

カビが発生しやすい理由

  • 空気の逃げ場が少ない
  • 換気できる窓が限られている
  • 家具や荷物で空気の流れが遮られやすい

特に床に直接布団を敷いている場合、布団の下に湿気がたまりやすくなります。狭い空間ほど、意識的に空気を動かすことが重要になります。

冬や梅雨など湿気が多い時期

季節による影響も、布団のカビを考えるうえで見逃せません。

季節ごとの注意点

  • 梅雨:湿度が高く、自然乾燥しにくい
  • 冬:寒さで換気を控えがち、結露が発生しやすい

「外は乾燥しているから大丈夫」と思いがちな冬でも、室内は暖房で湿気がこもりやすくなります。見た目では分かりにくいため、知らないうちに布団が湿っていることもあります。

1日中布団を敷きっぱなしにしている場合

最もカビのリスクが高いのが、布団を敷きっぱなしにする生活スタイルです。

敷きっぱなしの問題点

  • 床との接地面が乾かない
  • 寝汗が逃げる時間がない
  • 湿気が毎日蓄積されていく

特に在宅時間が長い人や、ベッド代わりに布団を使っている人は注意が必要です。

上記のような環境では、「自然に乾くのを待つ」のではなく、意識して湿気を逃がす工夫が必要です。

カビ臭さが取れない場合はどうする?

布団のカビ対策をしているつもりでも、「干してもにおいが残る」「時間がたつとまた臭う」という経験は少なくありません。これは、表面の湿気だけでなく、布団の中までカビ菌やにおいの原因が入り込んでいる可能性があるためです。そんなときは、段階的に対処することが大切です。

① 天日干し・布団クリーニングを試す

まず試したいのが、布団をしっかり乾燥させることです。天日干しを行うことで、布団にたまった湿気をしっかり飛ばすことができ、紫外線の力でカビ菌の増殖を抑える効果も期待できます。さらに、風通しの良い場所で干すことで、こもったにおいが軽減されやすくなります。

干す際は、片面だけでなく途中で裏返すのがポイントです。ただし、天日干しが難しい環境や、すでに強いにおいがある場合は、布団クリーニングを検討しましょう。プロの高温乾燥や丸洗いは、家庭では落としきれない汚れやにおいに効果的です。

② 消臭スプレー・重曹で手軽にケア

においがまだ軽い段階であれば、自宅でできるケアでも改善が期待できます。布団専用の消臭スプレーは、気になる部分に吹きかけるだけで手軽に使え、こもったにおいを和らげるのに役立ちます。また、重曹を布や袋に入れて布団の近くや収納スペースに置く方法も効果的です。重曹には湿気やにおいを吸収する性質があるため、押し入れや収納ケースの中に入れておくことで、においの再発予防にもつながります。

ただし、これらの方法はあくまで表面的なケアであり、カビそのものを完全に除去できるわけではありません。においが強い場合は、一時的な対策と考え、他の方法と併用することが大切です。

③ においが残る場合は買い替えも検討

何度お手入れをしてもにおいが戻ってくる場合は、布団そのものが劣化している可能性があります。長年使用した布団は、中綿がへたっていたり、内部に汗や湿気、汚れが蓄積していたりするため、表面を乾かしてもすぐににおいが出やすくなります。

特に干しても短時間でにおいが戻る状態であれば、完全に改善するのは難しいことが多いです。無理に使い続けるよりも、健康面や快適な睡眠を考えて、思い切って買い替えることも前向きな選択といえるでしょう。

カビ臭さを繰り返さないために

いったんにおいが取れても、同じ環境や使い方を続けていると、再びカビ臭さが出てしまうことがあります。そのため、においを除去した後は、日頃の使い方を見直して再発を防ぐことが大切です。布団を敷きっぱなしにせず、起きた後は立てかけるなどして湿気を逃がす習慣をつけましょう。

また、定期的に天日干しや布団乾燥機で乾燥させることで、内部に湿気をためにくくなります。床との接地面の通気性を高めるために、すのこや除湿シートを取り入れるのも効果的です。さらに、汗や皮脂が付着しやすいシーツやカバー類をこまめに洗濯することで、においの原因そのものを減らすことができます。こうした小さな習慣を続けることで、カビ臭さはぐっと防ぎやすくなります。

自分に合ったケアで快適な眠りを

一人暮らしだとつい手を抜きがちですが、毎日少しの工夫でカビやにおいは防げます。無理なくできる方法から取り入れて、快適で清潔な布団をキープしましょう。

小さなことでも続けることが大切です。心地よい眠りは、健康や気分にも影響します。できる範囲でこまめなケアを心がけて、清潔な環境を保ちましょう。

快適で清潔な布団で寝たいなあ

毎日ちょっとの手間で変わるよ。たたんだり、乾燥させたり、できることからやってみよう!