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合掛けと肌掛けの違いって?

2025.4.30

Q.合掛けと肌掛けの違いって?

布団選びでよく耳にする「合掛け」と「肌掛け」。どちらも季節に合わせて使い分ける布団だけど、使い心地や役割が異なるよ。それぞれの特徴を紹介するね。

合掛け布団

写真提供:コドモわた株式会社

使用に適した季節

合掛け布団は春や秋など、寒暖差が大きくなる季節に適した布団です。気温が安定せず、朝晩の冷え込みが感じられる時期にぴったりです。これらの時期は、冬用の厚手の布団では暑すぎたり、逆に肌掛け布団では寒く感じたりすることがあります。このような中間の季節におすすめです。

厚さと保温性

合掛け布団は中わたの量が適度で、冬用の布団よりも軽めに作られています。これにより、重さが気にならず体への負担を軽減します。また、適度な保温性を持つため、少し肌寒い日でも暖かさをしっかり感じることができます。肌掛け布団よりも暖かく、冬用布団よりも涼しいという絶妙なバランスが魅力です。特に暖房をつけない寝室や、夜中の気温の変化が激しい日でも快適な眠りを提供します。

メリット

合掛け布団の最大のメリットは、季節の変わり目における快適さを提供してくれることです。エアコンを使わなくても自然な暖かさを保てるため、環境にも優しく、電気代の節約にもつながります。また、寝汗をかきにくい時期には通気性もほどよく、心地よい睡眠環境を保つことができます。

肌掛け布団

(写真提供:コドモわた株式会社)

使用に適した季節

肌掛け布団は夏や梅雨の時期など、暑い季節に最適な布団です。蒸し暑い夜や、熱帯夜でも快適に過ごせるよう設計されています。エアコンをつけると体が冷えすぎることがありますが、肌掛け布団を使うことでその冷えを和らげることができます。

厚さと通気性

肌掛け布団は中わたの量が非常に少なく、全体的に薄くて軽いのが特徴です。軽やかな作りのため、掛けていることをほとんど感じさせないほどの快適さがあります。また、通気性に優れており、汗をかいても布団内が蒸れにくく、肌触りもさらっとしています。日本の高湿度な梅雨の時期や、冷房を使う夜には体温を適度に保ちつつ蒸れを防ぐのに優れています。

メリット

肌掛け布団の主なメリットは、暑い季節でも寝苦しさを感じさせない快適さを提供してくれることです。軽量で薄い作りのため、洗濯がしやすく、お手入れが簡単なのも魅力的です。特に、エアコンの冷気で体が冷えすぎないよう保護してくれるため、夏場の夜の体調管理にも役立ちます。

選び方のポイント

  • 季節に応じた選択

春や秋のように気温が安定しない時期には、合掛け布団がおすすめです。朝晩の冷え込みがある日や、日中は暖かいけれど夜は少し寒いと感じる季節に最適です。一方で、夏場や蒸し暑い夜には肌掛け布団が活躍します。冷房を使う環境や、梅雨の時期など湿度が高い時には肌掛け布団の通気性の良さが大いに役立つでしょう。

  • エアコンの使用状況に応じた調整

エアコンを使う場合、温度設定に合わせて布団を組み合わせるのも良い方法です。例えば、エアコンの設定温度が低い場合は合掛け布団を、設定温度が高い場合は肌掛け布団を使うことで快適さを調整できます。また、夏場でもエアコンがない環境では、肌掛け布団の軽さや通気性を活かしつつ、タオルケットなどと組み合わせると良いでしょう。

  • 保管とお手入れのしやすさ

布団の収納スペースやお手入れの手間も選ぶ際の重要なポイントです。合掛け布団は厚みがあるため、収納時に圧縮袋を活用するとスペースを有効活用できます。肌掛け布団は軽量で洗濯がしやすいものが多いため、清潔さを保ちやすく、夏場の汗ばむ時期に適しています。

季節ごとに使い分けて快適な睡眠にしよう!

季節や用途に合った布団を選ぶことで、心地よい睡眠環境を作り、日々の健康をサポートすることができます。合掛け布団と肌掛け布団をうまく使い分けることで、一年を通じて快適な眠りを得られるでしょう。

季節に合わせて布団を選ぶなんて、快適に眠るためには大事なんだね

合掛けと肌掛けを使い分ければ、どんな季節もぐっすり眠れるよ