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抗菌防臭加工・制菌加工・防ダニ加工ってなに?

2025.12.9

Q.抗菌防臭加工・制菌加工・防ダニ加工ってなに?

布団や衣類によく書かれている「抗菌防臭」「制菌」「防ダニ」の加工。
それぞれ何が違うのか、簡単に説明するね。

毎日使うから知っておきたい、加工のはなし

布団や寝具を選ぶとき、「抗菌」「防臭」「防ダニ」といった表示が気になったことはありませんか?
毎日使うものだからこそ、清潔さや快適さは大切にしたいですよね。実は、これらの加工にはそれぞれ役割や向いている使い方があります。
この記事では、抗菌防臭加工・制菌加工・防ダニ加工の違いや特長をやさしく整理し、暮らしに合った選び方のヒントをご紹介します。

抗菌防臭加工とは?

イヤな臭いの原因は細菌の増殖

抗菌防臭加工とは、繊維上の細菌の増殖を抑制し、同時にイヤな臭いを防ぐことを目的とした加工です。
特に汗をかいた後、衣類や寝具をそのまま放置しておくと臭いが発生することがありますよね。この臭いは、皮膚に存在する常在菌(代表的なものに黄色ブドウ球菌があります)が、汗や皮脂、汚れを栄養源として繁殖し、それらを分解する過程で発生するものなんです。

抗菌防臭加工で清潔をキープ

抗菌防臭加工が施された繊維は、これらの細菌の増殖を効果的に抑えることができるため、清潔な状態を保ちやすくなります。そのため、汗をかきやすい人や部活動をしている学生、運動する人などにとって非常に実用的です。また、タオルやパジャマ、枕カバーといった寝具類にも広く利用されています。嫌な臭いを防ぐだけでなく、清潔感を保つ上でも重要な役割を果たします。

制菌加工とは?

臭い対策とは異なる制菌の役割

抗菌防臭加工が主に「臭い」に着目しているのに対し、制菌加工は繊維上の細菌そのものの増殖を抑制することを目的としています。特に、黄色ブドウ球菌のような皮膚常在菌だけでなく、病原性を持つ有害な細菌に対しても抑制効果を発揮することができます。

高い清潔さが求められる場面で活躍

このため、制菌加工は医療現場で使用される衣類や寝具、赤ちゃん用の布団やベビー服など、清潔さが特に重要視される場面で広く採用されています。また、病院や介護施設など、多くの人が使用するリネン類にも用いられることが一般的です。制菌加工の繊維製品を選ぶことで、家族の健康を守ることにもつながります。

防ダニ加工とは?

ダニの繁殖を防ぐための加工

防ダニ加工は、布団やカバーにダニが住み着くのを防ぐことを目的とした加工です。特に、日本の高温多湿な気候はダニが繁殖しやすいため、ダニ対策は非常に重要です。防ダニ加工が施された繊維製品を使用することで、ダニによるアレルギーや喘息のリスクを軽減する効果が期待できます。

加工+お手入れで効果を保つ

ただし、防ダニ加工が施されていても、完全にダニがいなくなるわけではありません。そのため、布団や寝具を定期的に掃除し、換気を行うことが必要です。特に、アレルギー体質の人や小さな子どもがいる家庭では、防ダニ加工の布団やカバーを使用し、清潔な環境を維持することが大切です。

選び方のポイント

抗菌防臭加工
汗をかきやすい人、清潔感を重視したい人、嫌な臭いを防ぎたい人におすすめです。普段着やスポーツウェア、タオルなどの日常生活で使用するアイテムに適しています。

制菌加工
より高い衛生基準を求める場合に適しています。医療現場や介護施設、赤ちゃん用の寝具や衣類などで効果を発揮します。特に健康面に気を使う人には最適な選択肢です。

防ダニ加工
アレルギー体質の人や喘息のある人に向いています。ダニの影響を軽減したい場合は、防ダニ加工が施された布団やカバーを選びましょう。ただし、定期的な掃除と換気も忘れずに行うことが大切です。

ニーズに応じた加工製品を選ぼう!

抗菌防臭・制菌・防ダニ。どの加工も、それぞれの特性を理解した上で、適切に選び取ることが重要です。
日常生活の中で使用頻度の高いアイテムだからこそ、ぜひ自分のライフスタイルやニーズに合わせた製品を選びましょう。清潔で快適な暮らしをサポートする繊維加工技術を活用して、より良い生活環境を整えてみてはいかがでしょうか?

基準に基づいた抗菌防臭加工・制菌加工は、繊維評価技術協議会による安全性と性能に関する試験に合格した製品にSEKマークが付けられるよ。(S=清潔、E=衛生、K=快適)
防ダニ加工では、防ダニ加工製品協議会の基準に合格した製品だけに、統一マークが表示されてるからチェックしてみてね。

SEKマークや防ダニマークが表示されてる安心な寝具を購入したいので、布団や寝具を買う時は確認してみるね。