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「カバーをするなら、生地は何でもいい?」〜天然繊維の特徴を知ろう〜

2026.7.8

Q.布団ってカバーを掛けるよね? だったら、本体の生地は何でもいいんじゃない?

カバーに隠れていても、生地にはちゃんと役割があるんだ。まずは天然繊維から、それぞれの違いを見てみよう!

布団にはカバーを掛けるから、本体の生地はあまり気にしなくてもいい? 実は、布団の生地にも素材によって吸湿性や乾きやすさ、扱いやすさなどに違いがあります。前編では、綿・麻・シルクなどの「天然繊維」について、それぞれの特徴と選び方をご紹介します。

カバーの中の「生地」にも注目してみよう

布団を選ぶとき、羽毛や綿などの中身は確認しても、それを包んでいる生地まで気にすることは少ないかもしれません。
たしかに、直接肌に触れる感触には、布団カバーの素材が大きく関わります。しかし、布団本体の生地も、中身を包む大切な部分です。素材によって吸湿性や乾きやすさなどに違いがあるため、カバーを使う場合でも確認しておきたいポイントのひとつです。
まずは、布団にも使われる代表的な天然繊維を見てみましょう。

綿(コットン)|自然な肌触りと吸湿性

綿は、布団の側生地やシーツ、カバーなど、寝具に広く使われている天然繊維です。
吸湿性があり、やわらかく自然な肌触りが特徴。寝具では身近な素材のひとつです。
一方で、水分を吸収するぶん、洗濯した場合には乾燥に時間がかかることがあります。また、シワができやすいことも特徴です。
自然な風合いや吸湿性を重視したい方は、チェックしておきたい素材です。

麻(リネン)|さらっと使いやすい素材

リネンは吸湿性と速乾性があり、湿気を逃がしやすい天然繊維です。
独特のシャリっとした風合いがあり、汗ばむ季節にもさらっと使いやすいため、夏の寝具にも取り入れられています。
一方で、使い始めは硬さを感じる場合があり、シワができやすいという特徴もあります。また、製品によっては比較的価格が高くなることもあります。
夏場の使いやすさや、さらっとした風合いを重視したい方に適した素材です。

シルク|なめらかな質感が魅力

シルクは、なめらかでやわらかな肌触りと上品な光沢が特徴です。吸湿性・放湿性があり、寝具の生地にも使われています。
一方で、デリケートな素材のため、摩擦や洗濯などの取り扱いには注意が必要です。製品ごとに洗濯表示を確認し、適した方法でお手入れしましょう。
一般的な綿などと比べて価格が高くなる傾向もあります。
なめらかな質感や、素材そのものの風合いを楽しみたい方に向いています。

天然繊維も、特徴を知って選ぼう

「天然素材なら、どれを選んでも同じ」というわけではありません。
綿なら自然な肌触りと吸湿性、リネンなら吸湿性と速乾性、シルクならなめらかな質感など、それぞれに異なる特徴があります。同時に、乾きにくさやシワ、お手入れの方法など、選ぶ際に確認しておきたい点もあります。
素材のイメージだけで決めず、使う季節やお手入れの方法、自分が重視したいことから選んでみましょう。

次回は、ポリエステルやナイロンなどの「合成繊維」と、異なる素材を組み合わせた「混紡」についてご紹介します。

天然繊維でも、素材によって肌触りや湿気との付き合い方が違うんだね。

そうなんだ。『天然だから』だけで選ばず、それぞれの特徴と自分の暮らしを照らし合わせて選ぶことが大切だよ。